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ネガティブケイパビィリティ

今日は, 日立市女性相談の心理士のおしごとでした。

限られたじかんの中で, 悲しみや痛みを抱えながらもそこに向き合い大切な出来事をお話くださり, 色々なことを教えてくださる方々に感謝の気持ちが溢れます。

 

 

痛み, 苦痛が少しでも和らぎますように

こころと身体を調律するように

わたしの音は大丈夫だったかなぁと一人反省会。

それぞれの物語に登場するわたしは,

どんな風に映っているのかな。

 

 

『ネガティブケイパビィリティ』

著: 帚木 蓬生

 

敬愛するイギリス精神科医, 精神分析家

ウィルフレッド・ビオン Wilfred Bion 1897.9.8- 1979.11.8

が, 詩人John Keats ジョン・キーツが

不確実なものや未解決のものを受容する能力を言語化した, 芸術の世界に生まれたネガティブケイパビィリティを言及されました。

 

 

Bionのいうお母さんが乳児の抱え切れない情緒的苦痛を包み込んみ, 不安や苦痛の意味を理解し子どもが消化できる耐えられる形で返していくことで, 子どもがその機能を内在化させ, 苦痛に耐えられるように育んでいくこと。


子どもの情動を受け止め理解し, 安心感を与える形で返すことのできない支援を必要とする精神疾患や神経発達症を持つ女性(お母さん)がいるということ。


心理士のおしごとは, 情動調律機能を育むことのできなかった方達のケアや支援をすることでもあります。難しいおしごとではあるのだけれど, 大きな純粋意識にもわたし自身が委ねながら, 美しい音を響かせる楽器のようになれますように日日。

 

 

breath in…

out…

smile

 

 

rasa.



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